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素敵な君。
それは例えば忘れられた物置きのようです
それが無くなれば最初はとても不便で
苦痛に思う。ああアレがあれば便利なのに
この溢れかえったがらくたを入れる所があればいいのに
ああそれなのに
それなのに
僕はなんて薄情なんでしょう
不便に慣れて、物置きに入っていたものも
いつの間にか今あるスペースで収まっている
そういえば
そんな便利で素敵なものもあったね
ってなもんで
ごめんなさい
ごめんなさい
でもどうしても聞いて欲しいの
僕は慣れたくなんかない
僕は薄情なんかじゃない
僕は忘れてなんかいない
僕にはこんなにあるのに
収まらないものがこんなにあるのに
本当は溢れて溢れてどうしようもなくて
随分前から僕の場所もとっくに無いのに
僕はあれから今も
素敵な物置きを探しては絶望しています
ああこんなことならあの時捨てなければよかった
あの時
どんな事をしてでもあなたを直せば良かったんだ。
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2006.10.29 | Comments(0) | なんとなく小文。
大切にしてたって思うのよ。じゃぁ君はもっと後悔してるね
もっと大切にすればよかったって
もっと何か出来たはずだとかって
失って初めてその大切さに気が付いた
って
それもそうだけどさ
でも
それはきっとさ
大切にしてたって
例えどれだけ大切にしてたって思うよ
一人は哀しすぎるから
貴方がいないのが生きる理由になるように
深くつよく後悔していくのだ生きるために
だってこれ以上に何が出来たっていうの
考えてもみてみて
俺は毎日君に好きだって言ってた
毎日君と挨拶をかわしてた
毎日君に触れてたずっとずっとどこまでも
一緒に居たいって言って泣いてた
しかし人の欲にはどこまでも
どこまででも際限がないので
きっと俺は思うんだよ
これ以上になく大切だった君よ
俺はもっと君を敬えたハズだ
2006.09.17 | Comments(0) | なんとなく小文。
エゴ。
理由なんてないけど
それなりに生きてきて
それなりに色んな事とか
それなりに
人の痛さとか多分
知ってるから
強くならなきゃ
強くなって
涙はおもいから
誰にも見せちゃいけないから
せめて貴方の苦痛にはなりたくないから
でも
そこに愛なんてないよ
2006.07.27 | Comments(0) | なんとなく小文。
執行猶予
君を好きだったこと
後悔なんてしてない
君を好きになってよかった
なんて
一度でいいから言ってみてぇーよ。
世の中いい恋ばっかじゃないよそりゃ
恋は そうだなぁ
まるで呪いみたいだ
ある日突然他人に呪いをかけられる
呪いが効いてる時は盲目になる
相手の全てが
自分の全部になってる
恋をしてても醒めてる なんて奴は
呪いのかけられ方が甘いんだな
でも
やっぱり ある日突然
その呪いはとけて 周りが見えるようになるんだ
周りを一通り見渡して
その人を見つけても
恋しい気持ちなんかより
広がった世界に心はいってしまう
いつでも世界は広がってしまうんだ
その時に
呪いがとける その時までに
眩しいものを見て見ぬフリをしてまで
貴方を選ぶのか
その要素を
君といくつ育めたか
そんな
執行猶予期間
恋はいつか醒める
どんなに好きでもどうしようもなくそんな時は来る
相手の汚い部分を知ってそれでも
いつまでも一緒にいたいなぁ なんて思える
そんな時にはとっくに呪いなんてとけてるよ
今回この呪いがとける頃には
僕は なんて思うかな
君を好きになってよかった って
思えてるだろうか
2006.03.24 | Comments(0) | なんとなく小文。
独占欲
なんて言ったらいいんだろうね
こういうの
俺は別に
あんたの全部が欲しい訳じゃないんだ
むしろ全部あずけられても
きっと
重いなぁ とかしか思わないだろうし
まったく失礼な話だけど
抱かせてくれればそれでいっかな
ぐらい
それぐらい
思い思われ慈しむ
そんな関係あんたに求めてなんかいないし
大切とか
思ってくれないくて良い
流石に何にも思われないのは淋しいから
まぁ人並みに愛情をくれよ
いつも傍に居なくていいから
人恋しい時には
抱き枕になって
あぁ
なんて言うんだろうねぇ
こういうのさ
１番じゃなくても良いよ
あんたの１番じゃなくてもいい
重たいものなんていらない
心をくれなくても俺は
俺は体だけくれればそれでいいよ
ぬくもりだけに価値があるんだ
愛おしい
愛おしい人
あなたの心に一切の自由をあげよう
ただし
俺以外のぬくもりに触れるな。
2006.03.14 | Comments(0) | なんとなく小文。
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