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2025.07.19 |

世界の果てで君と二人

どんな風に泣いたらお前はなぐさめてくれるだろうか



ぐらぐらするんだお前がいないと
どんなにやさしい場所にいても
さみしい
さみしいのに

どんな姿になってもいい
あなたの幸せを願っている
どんなにあなたが遠くに居ても
あなたが私を思うように祈っているよ

腐ってゆくお前を見ても散り桜の花びら一つほども動かないこの心を許して

どんなに醜い姿になっても
そばに居て欲しくなかった




遠く遠く

あなたの預り知らぬところで
そっとお前を思って居るよ



だから決して帰って来ないで欲しい


見て見ぬ振りをしないで









この身勝手な忠誠を










どんな風に泣いたらあなたは許してくれるだろうか


あなたの人生に関わりたくはなかったと
ただ心の神であってほしかったと

お前を喪ってなお消えていないのだとしたら




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2007.04.23 | Comments(0) | オリジナル

あんたは不思議

あんたは不思議
殴りたくなる顔をしてる
その足腰立てなくなるぐらいボコボコにしてやりたい
この世のありとあらゆる罵倒を滝のようにあびせたい
見てると腹が立つんだよ
怯えるな震えるな俺を軽蔑するな
ぐちぐち言ってんじゃねえよ殺すぞ



そうして
悔しさと哀しさと恐怖と絶望で引きつったあんたの目から
唐突に流れる涙の味がどうしようもないぐらい好き





だって好きなんだもん
しょうがないだろう?

あんたは不思議
好きだと言ってるのに
どうしてまだ信じられないんだ






2007.04.23 | Comments(0) | オリジナル

諸刃のつるぎ

驕っている
そんなことは周知であると言っておこう


本当の辛さを知っているから
哀しさを知っているから偉いのか?
だからこそこれは傲慢であると
そうではない
俺はただ知っているのだ
あなたの杯に身を沈めてみれば
溢れ零れて溺れるのはあなたであると
それが優しければ優しいほど
あなたが求めれば求めるほど
脆く儚い浮世の幻であることを
俺は知ってる

自分の器を過信するな
俺の心の表面は測れても
その深さは計り知れるものではない
多分一生これからどんな事があろうとかたくなに
俺があなたを理解しないことと同じ様に
判ろうとするその手に俺は爪を立てるだろう


誰かに赦しを乞うのではなく
ただあの人の為だけに
俺はこの杯を差し出そう



人を喪った痛みを
淋しさを知っているから偉いのでは無い

ただそれだけが俺を驕らせる
独りで立て
独りで生きて死ぬがいい
この心はただあの人の為だけに


ただ一つだけ
剣の様な忠誠を






それが誇りなんだ



2007.04.23 | Comments(0) | オリジナル

何年後か分からない あなたの為に

欲しかったのは赦し



だってこの心が救われたらあんたは哀しいでしょう
俺の心からいなくなったらあんたは
本当にどこにもいなくなるんでしょう?
忘れない
傷痕だって何度も剔るんだ
俺はあんただけを思って生きるよ














もういいよ
もう元気になってもいいんだよ
前を向いていいんだよ
誰かと生きていいんだよ
泣いてもいいんだよ





笑って







シン



2007.04.23 | Comments(0) | SEED

素敵な君。

それは例えば忘れられた物置きのようです

それが無くなれば最初はとても不便で
苦痛に思う。ああアレがあれば便利なのに
この溢れかえったがらくたを入れる所があればいいのに

ああそれなのに
それなのに
僕はなんて薄情なんでしょう

不便に慣れて、物置きに入っていたものも
いつの間にか今あるスペースで収まっている
そういえば
そんな便利で素敵なものもあったね

ってなもんで




ごめんなさい
ごめんなさい
でもどうしても聞いて欲しいの

僕は慣れたくなんかない
僕は薄情なんかじゃない
僕は忘れてなんかいない
僕にはこんなにあるのに
収まらないものがこんなにあるのに
本当は溢れて溢れてどうしようもなくて
随分前から僕の場所もとっくに無いのに


僕はあれから今も
素敵な物置きを探しては絶望しています

ああこんなことならあの時捨てなければよかった





あの時



どんな事をしてでもあなたを直せば良かったんだ。




2006.10.29 | Comments(0) | なんとなく小文。

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