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ネタ帳
あの人の居た感じを
ふと忘れているんだなぁって
思い知るときがある
たとえば写真を見ているときだとか
ぼーっと考えているときだとか
何気ない会話であの人が出てきたときだとか
何気ない会話で普通に自分が
笑ってあの人のことを話している瞬間だとか
どうやって生きていたんだっけ
何を話していたっけ
どんな癖があったっけ
口癖とか
しぐさとかその衣類についた匂いとか
どんなタイミングで怒ったり
笑ったり
頭をなでてくれた っけ
あぁ
どうしようかな
また思ってしまった
また笑えなくなってしまった
2006.02.12 | Comments(0) | Trackback() | なんとなく小文。
澄んだ空気をめいっぱい吸い込んで
この澄み切った大地を踏みしめた
まだ雪が残っている
僕の故郷とはまるで違う
こんなに白い雪はほんとうに綺麗で
あの惨めな感じがしなくて
でも僕が踏むと
惨めに汚れてしまった
だから 雪をさけて通った
夜の月 窓際で
満天の星空を見上げて
また息を大きく吸い込んだ
ふう っと吐き出した瞬間の
あの澄んだ白さが目にしみて
あぁ 僕はここにいられない
そう思った。
2006.02.12 | Comments(0) | Trackback() | なんとなく小文。
1人でいると
色々とぐるぐる考えてしまうから
1人は苦手
誰かと喋っている方がいい
本当の事を言ってしまえば居るだけでいい
その体温とか
息づかいとか
いつの間にか腰に回っている手だとか
僕に酔って愛おしそうに見つめてくる眼だとか
口付ける瞬間に僕の唇を見る目線だとか
無防備な僕に理性が効かなくなる瞬間だとか
そういったものが安心する
引き寄せられて
服の下を求めるように触られると
「 ここにいて 」
って言われてるような気がするから
求められれば応えるよ
絶対に僕を1人にしないなら
絶対に喪いたくないけど
君が「絶対的」な存在ではない
ただ君が欲しがるから
僕はそれに応えるだけ
僕を1人にしないなら
いくらでもあげるよ
その体温が愛おしいから首筋を噛んで痕をあげる
僕は君のものではないけれど
君のぬくもりは僕の物だよ
永遠に
僕の都合のいいおもちゃでいてね
2006.02.12 | Comments(0) | Trackback() | なんとなく小文。
■■■あの事を思い出すのはとても簡単
夢のなかにいるようだった
どこか遠くの
誰か知らない人間におきた出来事のようで
喋れと言われたら
何も感じずに話せるぐらい
帰してくれといった
学校に行きたいと
震える眼でうったえて
しがみつくように泣いた
捕まれた腕のちからはつよく
僕の足をはなさなかった
僕はなきながら
小さな窓から見える外の景色を呆然と見とれていた
いまおもえば
助けてとそこから叫べば良かったものを
とてもいたかった
どろどろとしたその感触をおぼえてる
声をかけられた時の鍵のジャラジャラする音をおぼえてる
そういったものが
この事が僕におきたことだって言ってる
とてもこわかった
ずっと言っていた
放してくれと
家に帰してくれと
コレを舐めおわったらね
と
抱き上げられて抱きしめられた
もうその温かささえ気持ち悪くて
だけどなぜか 不意に
目の前のなさけないこの知らないお兄さんが
必死で
僕になにかをさせようと必死で
かなしくなって
僕は声もだせずにいた
2006.02.12 | Comments(0) | Trackback() | なんとなく小文。
誰か早くみつけてくれないかなぁ
これは なんて云うんだろう
なんて云ったら伝わるのか
誰か
早くみつけてくれないかなぁ
何度云ったって足りないんだ
むしろ言葉を口にするたびに
僕の思いからは遠ざかっていくように感じるんだ
こんなんじゃない
こんなもんじゃない
でも
他にどう云ったらいいか分からないから
『大好き』
『好き』
『愛してる』
『ずっと一緒にいたい』
あと 何があったっけ。
多分もっとずっとあるんだろうけど
それよりも
どうかこの思いをあらわすたった1つの言葉を
この世でただ1人だけに贈る
その言葉を
誰か
早くみつけてくれ
2006.02.12 | Comments(0) | Trackback() | なんとなく小文。
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