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2025.07.19 | Comments() | Trackback() |

ぐるぐる おちる



堕ちてゆく



きみの もとへ




口笛なんて




なんの いみも ない のに









++***++





夕焼けがほんとうにキレイだった。


写真にとっておきたいと思った けど
思うように動かない。
何がって、カラダ。だから

この瞳にこの胸に
残しておこうと想ったんだ。
薄いカーテンの向こうから微風を感じて。
寒い というよりは 涼しい。
気持ちいい というよりは 忌々しい。


どこまでいつまで


ここにいればいいんだろう ・・・


あなたは帰ってこないって






俺しってるのになぁ ・ ・ ・















パキ。






「ったー・・・・・・」




手をついた先にはガラスがあった。
鈍くて 細かい 痛み。
知らなかった訳じゃなくて
いっぱいある。
いっぱいって言うか・・・・・・まぁ・・・そこら中にいっぱい。
静かなただ静かな部屋にいっぱいある。

じわじわと広がる紅を
俺は懐かしく感じる。
そんな自分に笑えた。



嘲笑った。





++***++









「先輩。俺先輩の事すきですよ」








曇った顔つき。困惑して取り残された。
ある意味笑えた。


俺・・・言うタイミング間違えた・・・?



言っちゃいけなかったかなぁ・・・



なんて思ってみたり。








「・・・・・・・・・・」







あ、やっぱりちょっと笑えるかも。


失礼かな。
誤解されそう。


だって俺が笑えるんだよ。







「いいです何も言わないで。俺が勝手に好きなだけですから」







うそだ。

ほんとはちょっと期待してる。


だめだ


なんて思っても



きっと







「・・・・・・・・・・」






ガタン。






「てっー・・・」






唇の真ん中から血が紅く滲んだ。

舌でなぞると


鉄の味と。
歯形がくっきり。



かなり けっこう 以外と



いたい。凄く。






「先輩・・・・・・・・?」






あなたは 笑顔。



どんな時だって




こわい ぐらいに













「・・・・・・こんな事されても?」
















こわい   ぐらいに











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2006.02.12 | Comments(0) | Trackback() | モラトリアム

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